50代の「ライフプラン」で見落としがちな、最大のリスク
こんにちは。「Life-plan Lab.(ライフプラン研究所)」です。当サイトでは、保険の見直しや貯蓄、老後資金のシミュレーションなど、皆様の「ライフプラン」設計に役立つ情報を研究・発信しています。
50代・60代を迎え、多くの方が「老後資金は2000万円で足りるのか?」「iDeCoやNISAはどうすべきか?」といった、「お金」のプランニングに真剣に取り組んでいらっしゃることでしょう。
しかし、完璧なファイナンシャルプランを組んだとしても、見落としている「変数」が一つあるだけで、その計画は大きく狂ってしまう可能性があります。
それは、「その老後資金を、誰と使う(生きる)か?」という、「人」という変数です。
「おひとりさま」のライフプラン。その経済的・健康リスクを研究する
定年退職、お子様の独立、そして配偶者との別離・死別など、50代・60代は「おひとりさま」になる可能性が一気に高まる時期です。
「一人は気楽だ」という側面もありますが、こと「ライフプラン」という観点から分析すると、「おひとりさま」の老後は、想像以上に多くのリスクを抱えています。
1. 経済的リスク(固定費の増大)
これは単純な計算です。家賃、光熱費、食費といった「生活固定費」は、一人でも二人でも、さほど大きくは変わりません(二人になっても二倍にはなりません)。一人でこれら全てを負担し続けることは、二人でシェアする場合に比べ、経済的合理性が低いと言わざるを得ません。
2. 健康・介護リスク(外部コストの発生)
これが最大のリスクです。もしご自身が病気で倒れたり、介護が必要になったりした場合、「おひとりさま」はどうなるでしょうか。
パートナーがいれば「無償」で受けられたかもしれないサポート(日々の見守り、食事の世話、通院の付き添い)が、全て「有償」の外部サービス(訪問介護、配食サービス、高額な介護施設への入居)に頼らざるを得なくなります。
この「想定外の介護・医療コスト」こそ、せっかく準備した老後資金のプランを、根底から覆しかねない最大の脅威です。
「パートナー探し」は、最も合理的な「リスクヘッジ」
当研究所は、保険や投資を「リスクヘッジ(危険の回避・軽減)」の手段として研究しています。その観点で言えば、「信頼できるパートナー」を見つけることは、50代・60代にとって、あらゆる金融商品に勝る、最も合理的で効果的な「リスクヘッジ」の一つなのです。
もちろん、これは若い頃の情熱的な恋愛とは異なります。
お互いの人生経験を尊重し、経済的にも精神的にも自立した上で、これからの人生を「共同経営」していく、良き「同志」を見つけること。それが、シニア世代のパートナー探しです。
「出会いの場」を研究する。安全資産はどこにあるか?
では、その「パートナー」という「最も重要な資産」を、どこで探すべきでしょうか。ライフプラン研究所として、「出会いの場」を「リスク」の観点から分析します。
・マッチングアプリ(ハイリスク資産)
手軽ですが、身元が不明です。プロフの年収や経歴も自己申告。シニアの資産や孤独につけ込む「ロマンス詐欺(金融詐欺)」の温床にもなっており、最もリスクが高い選択肢です。
・婚活パーティー(ミドルリスク資産)
直接会えますが、身元の確実性は低く、自己申告ベースです。短時間で相手を見極める必要があり、非効率(時間的コストが高い)になる可能性があります。
・結婚相談所(安全資産)
費用(初期投資)はかかりますが、「独身証明書」「身分証明書」「収入証明書」等の公的書類の提出が必須です。つまり、「身元が100%保証」されています。詐欺や既婚者のリスクはゼロ。これこそ、私たち50代・60代が選ぶべき、唯一の「安全資産(出会いの場)」と言えるでしょう。
東京市場の分析と「専門家」の選び方
「結婚相談所」という安全な市場を選ぶと決めたら、次に「どの商品(相談所)を選ぶか」という研究が必要です。
一般的な大手の相談所は、会員の中心が30代・40代。彼らのライフプランと、私たち50代・60代のライフプランは全く異なります(「相続」「お互いの子供」「事実婚の希望」など)。
したがって、私たちの世代が選ぶべきは、こうしたシニア特有の複雑な課題を理解している「専門家」です。
特に、活動的なシニア層が最も多い「東京」には、50代・60代のセカンドライフ支援に特化した結婚相談所のように、シニアのライフプラン事情を熟知したカウンセラーが在籍している場所があります。こうした専門家を選ぶことが、合理的なプランニングの鍵となります。
まとめ:老後のライフプランは「お金」と「人」の両輪で
「Life-plan Lab.」は、皆様の豊かな老後を応援しています。
「老後資金」という「お金」のプランニングと、「信頼できるパートナー」という「人」のプランニング。この二つは、どちらが欠けても「豊かな老後」は実現しません。
保険や貯蓄を見直すのと同じように、ご自身の「人的なセーフティネット」についても、一度、真剣に研究してみてはいかがでしょうか。