否定的な言葉、ネガティブ語
嫌なことやちょっとおもしろくないことがあったとき、ついついネガティブな言葉を口にしてしまったりしますよね。
それがその瞬間だけならまだいいんですが、忙しい日が続いたり、気の合わない人とずっと仕事をしなくちゃいけないような慢性的なストレス状態になってくると、次第に口癖のようにネガティブ語を発するようになっていったりします。
ネガティブ語というのは例えば「ムカつく」や「うざい」「面倒くさい」といった直接的な否定の言葉のことです。
他にも、どんな話題にたいしてもまずは否定から入り「~はここがダメ」といったような言い方をいちいちやってしまうようなこともネガティブ語として含まれます。
口癖とは貧乏ゆすりや爪を噛むクセと同じようなもので、自分でそれをしていると意識をしないのに自然に出てしまうものです。
なので自分としてはそんなに意味があって口に出しているわけではないのに、周囲にとってはちょっとひっかかるような行動として映ってしまいます。
もしかしたらそれをしている本人のいないところで「あの人の近くにいくといちいち悪い言葉を聞かされるので疲れる」なんて言われているかもしれません。
ネガティブな口癖は、よくない運を呼び込む
ネガティブ口癖が他の貧乏揺すりや爪噛みと違うのは、それをすることで本当によくない運を自分に呼びこむようなことになるということです。
「引き寄せの法則」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、人の心というのは不思議なものでマイナス方面のことばかり考えている人というのは自然とマイナスなものを引き寄せ、反対にプラスのことを多く考える人は自然によいことを引き寄せるというふうにできています。
具体的な例で説明をすると、会話をしていていつも「自分には○○がない」と言っている人は本当にそれがなくなるような生活をしていたりします。
自信がない、お金がない、能力がない、魅力がない。
「ない」にはいろいろな種類がありますが、そのどれかを口癖にしていると、本当にそれが得られるチャンスはなくなってしまうのです。
反対に例え確たる根拠ななくとも、自信がある、お金がある、能力がある、魅力があると強く思い込むことができる人は、いつの間にかそれがあるのと同じような環境ができあがっていったりします。
発する言葉は単なる単語にすぎませんが、表に出ることでそれが不思議に自分に呼び込まれることがあったりします。
もしネガティブな言葉を出しそうになったら、せめて口に出すのを一瞬待ってみましょう。