社会進出とともに増えた独身女性
女性の社会進出により、結婚ということを考えていない女性が増えました。
価値観も多様化するようになり、30歳以下の未婚率は6割にも上るようになったのです。
生き方の自由も選択できるようになりましたが、それだけ経済的な責任も取っていかなければなりません。
自由を選択することができるようになった分だけ、すべてのことを一人でこなしていくことが求められるようになったのです。
20代から30代では、ライフプランを考えるというよりも、模索している状態でこれから先の選択を考えていくことでしょう。
そのまま見込んでキャリア路線を行くのか、それとも結婚を選択するのか、自分磨きに時間をかけていくのか、さまざまな選択が出てきます。
だんだんと、ライフプランを意識して行くようになっていく頃でもあるのです。
安定した収入と貯蓄の問題

独身男性と同様ですが、独身女性の場合にも、収入には大きな変動がありません。
安定した収入を得ることができるのが特徴で、大きな支出もないでしょう。
ただし、病気になってしまったりすることで、仕事を休まなければいけないときにも、自分一人で対処していかなければなりませんので、備えを作っておく必要があります。
そういった蓄え、貯蓄を意識した際にキャリアアップは必須です。
キャリアアップというとやれ資格、やれ昇進だとハードルを高く”自分で勝手に”設定してしまいます。
女性向けのオンラインビジネス教育というサービスもあり、まずは自分が必要なもの、足りていないものを学び始めるところをスタートとすることも十分に有効的と考えています。
自分の人生の中で何歳までに何をして、どういう仕事をしていくのかを見据えて動いていくことが重要です。
また、退職する年齢まで考えていくと、一人ですので公的年金支給までの間に空白の時間ができてしまうのです。
この期間の埋め合わせができるように、貯蓄も考えておかなければいけません。
緊急の事態を考えていくと、やはり2年程度の生活費は貯蓄しておくことが求められます。
支出に関しては、独身男性より抑えることができることが多いですが、できるだけ返済額などは少なくしていくことが安定させるポイントになるでしょう。
家を持つか賃貸で貯蓄か
独身女性の場合には、35歳にもなると中堅の立場に入ってきます。
このころになると、大きな問題として浮上するのが住宅をどうするのかということになるでしょう。
生涯独身を通すとするのであれば、マンションといった物件を購入するべきか、賃貸にしたまま貯蓄を増やし対応するのかを考えていかなければいけなくなるのです。
実際にどちらを選択しても、メリットとデメリットが存在します。
買うという結論が出ても、支払いに関して頭金は用意しなければいけません。
そのための貯金も考えておかなければいけませんので、計画を持って行動しなければ、どちらも選択がうまくいかなくなってしまいます。
仮に生涯独身で過ごすと結論付けたとしても、結婚すると決める時期が来るかもしれません。
予定として組み込んでおきたいところかもしれませんが、可能性が出たらその時に考えていけばいいのです。
ただし、貯蓄だけはしておいて損はありませんので、ライフプランとして組み込んでおくことが大切だといえるでしょう。