結婚しても子供を作らないという選択
DINKSという言葉がはやったことがありました。
共働きで生活しながら、子供は意図的に作らない夫婦のことを指します。
生活感として持っている場合にもDINKSと呼ばれました。
このDINKSは、Dual Income No Kidsの頭文字を並べたものです。
意図的に子供を作らないことを指しているため、結婚して子供ができていないという場合や何らかの事情があり子供ができないということは含めません。
このDINKSの場合、独身に比べて収入が多く、出費は独身2人に比べて少なくなる傾向があります。
二人で働いている間は、かなり生活費に余裕が生まれますが、どちらが退職すると一気に下がってしまうことになるでしょう。
妻が退職した後の場合、生活費を落とすことで対応していけば、余裕を持てるようになります。
貯蓄ができる体制を作っておけば、心配は少なくなるのです。
子供がいない分だけ、教育費といった支出がありません。
支出の見通しがつけやすくなりますので、貯蓄はできるだけ作っていかなければいけないでしょう。
そのまま生活を続けていけば、かなり余裕ができます。
ですが、夫の退職後には、かなり年収が減ることになりますので、公的年金支給までの空白の期間を考えていかなければいけません。
家を確保しておくというのもDINKSならでは

DINKSを考えるのであれば、将来的に家を持っておきたいと考えるのが自然です。
二人で収入があり、出費がないのですから、住宅購入に資金を投入しやすい環境にあると言えるでしょう。
ただし、どちらかが退職する可能性がある場合、収入が一気に減ることになることを考慮して、返済額を決めておくことが重要です。
逆に、住宅費を中心に考えるのであれば、退職したりすることを先のばしにしたりする選択も考えておく必要があります。
費用は抑えた上で住宅を持ちたい場合であれば、ローコスト住宅を利用する、中古物件を購入しリノベーションするなどの方法もあります。

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ローコストの住宅を建てる場合は、閑静な郊外が人気です。
シンプルで無駄のない間取りが特徴で、子供が巣立ったセカンドライフを送る夫婦にも人気のためDINKSの夫婦のライフスタイルに合った住まいも見つけることができるでしょう。
生涯年収は1億円もの差が出ることもある
DINKSの二人の場合、共働きを継続していくと、世帯年収は生涯年収として計算した場合1億円以上の差が出ると考えられます。
老後の年金額も上昇していきます。
二人で働いているということで、保険なども少なくて済みますので、収入は多く支出が少ないのが何よりの特徴です。
働いているということが、何よりも保険になるというのも、ちょっと悲しい部分がありますが、二人で働いていくというのも選択肢として考えていくのも悪いものではないでしょう。
ただし、子供がいない分だけ、老後には不安が残ったりします。
できるだけ多くの貯蓄を残し、生活費として投入できるようにしておき、支出となるものをできるだけカットしておくことが、DINKSの老後の保険となっていくでしょう。