寝室は日々の疲れを癒す場所です。寝室環境は眠りの質に影響するため、こだわりをもってベッドや枕選びをしている人も多いでしょう。
ですが、睡眠環境の中でも「寝室のカーテン」は忘れがちなポイントです。実際、カーテンは寝室の雰囲気だけではなく太陽光の加減に調節する役目を持っているので、最高の睡眠環境を作るためには無視できない要素となるでしょう。では、さまざまなカーテンの中からどんなカーテンを選んだらいいのでしょうか?
カーテンの色は暖色系がおすすめ
中には寝室をオシャレなデザインにしようとして、カラフルな色のカーテンを選ぶ人も居ます。
ですが、寝る前に見る色は、睡眠と深い相関関係にあります。あまりにもカラフルなカーテンを選んでしまうと、自律神経を刺激して体が活発になり、眠りにくくなってしまうのです。そこで、寝室に使うカーテンの色は、リラックスをうながす暖色系の色を選びましょう。特に良いとされているのは、ベージュ、青、茶色などのアースカラーです。カーテンと合わせて、ベッドも同系統の色にすると睡眠の質が上がります。
シェードカーテンがおすすめ
カーテンにはさまざまな種類がありますが、寝室に最適なカーテンは、角度を変えられる羽根が特徴的な「シェードカーテン」と呼ばれるカーテンです。
一般的なカーテンはドレープカーテンと呼ばれており、厚みのある生地で断熱性に優れています。このドレープカーテンとセットで売られているレースカーテンは、普段あまり使いませんが、空気中の汚れをキャッチしたり、光を和らげて部屋の雰囲気づくりに役立ちます。先に挙げたシェードカーテンは、ドレープカーテンとレースカーテンのふたつの特性を持っており、部屋をスッキリ見せる効果のほか、遮光性や防音性にも優れています。
光を通すカーテンを選ぼう
日光には、人間の体内時計をリセットする効果があり、朝日を浴びると、活動モードに体が切り替わります。そのため、寝室のカーテンは光を完全に遮断しないものを選びましょう、朝に適度な太陽光を感じることで、スムーズな目覚めを約束してくれます。
しかし、夜勤で働いてる人の中には、明るい時間に寝なければいけない人も少なくありません。そんな時は、先に挙げた性質を逆手にとって遮光カーテンを導入するとよいでしょう。光を遮断することで脳が夜だと認識し、熟睡できます。遮光率の高い完全遮光カーテンを選ぶことで、部屋の中を完全に夜と同じ環境にするので、日中にぐっすり眠りたい人にピッタリです。
オーダーメイドのすすめ

(画像引用元:ハンターダグラスギャラリー|オーダーカーテンのサンクリドー)
種類の項目で紹介したシェードカーテンにも、ハンターダグラスのように遮光と採光をコントロールする特殊なカーテンを作るメーカーもあります。カーテンの素材もアクリルや木、金属など部屋や周囲の環境に合わせて自在に変更できるので、メーカー品を購入する場合は、フルオーダーやセミオーダーで寝室の窓に合うものを作るとよいでしょう。
このほかにも、マリメッコやアルメダールスのように著名なカーテンブランドは多く、機能や特徴はメーカーによって細かく異なります。