人生で一番お金がかかる
40代は、人生のライフステージの中でも最もお金がかかる時期です。
40代を迎えた人の多くは結婚をして子供を持ち、持ち家や自己所有マンションなどで生活をするようになっています。
20代後半や30代の前半で子供を出産した人にとっては、
40代の時期は子供の習い事や高校、大学の授業料がかかり、非常に金銭的な負担が大きくなってきます。
小中学校への通学は義務教育ではあるものの、よい高校や大学へ進学するためには学校外で
塾やその他の習い事をしなくてはならない場合が多く、きちんと計画的にお金を用意していく必要があります。
子供の教育費としては、小中高大学と全て公立学校を選んだとしても、総計で800万円を超える金額が必要となります。
最も金銭的負担の少ない公立の小学校であっても、一人を通学させるために必要な養育費は年間30万円を超える
計算となっているので、事前に用意をしておかなければかなり苦しいことになってしまいます。
これまでの仕事のノウハウを活かす
一方で仕事においては順調に勤め人を続けていた人の場合、管理職としての声がかかるようになる時期です。
男盛り、女盛りと表現されることもありますが、40代になった人の多くはそれまで蓄積してきた仕事のノウハウを
活かして自分なりの仕事ができるようになる時期であり、会社において中心的な役割を担う存在となっていきます。
技術者や専門資格を活かした仕事をしている人などは、この40代の時期に独立開業をする場合も多く、
20~30代の間にいかにして仕事のノウハウや人脈を作ることができたかが、大きな分かれ目となってきます。
計画性を持って貯蓄や借入をする
しかしながら近年の不安定な雇用状況を見ると、
ただ漫然と40代を迎えただけでは安定的な収入が望めるとは言えません。
万が一の時に備えて、40代の資産管理を事前にやっておくこともまた、
それまでの人生では大きなポイントになってきます。
教育費の負担を減らすためには、子ども手当や高校無償化などの政府の施策としての手当を利用することの他に、
積極的にローンを利用してうまく使えるお金を作っておくようにすることが重要になります。
行政的な施策は子育てをする人間にとっては大変利便性の高いものですが、
その時の状況などによっていつ打ち切りなどになるかわかりません。
あまりあてにしすぎることなく、自力でもなんとかやっていけるように
計画性を持って貯蓄や借入をしておくとよいでしょう。
奨学金制度など便利な制度がないか調べておく情報収集も大切です。