下準備をする
後悔しない人生を送るためには、来るべき年代を迎えるためにきちんとした下準備をしておくことが大切です。
後になってから「あの年齢のときにあれをやっておいたらなぁ」というふうな気持になる機会は残念ながら多くの人にとって起こります。
後になってからでも十分にできることもないわけではないのですが、やはりその年代の時にしかできないことは早めにやっておいた方が「やっぱりあの時に」という取り返せない後悔を感じることが少なくなります。
まずは今しかできないこととは何かということをしっかりと頭に入れて、そこからやるべきこと・やっておきたいことをリストアップしていきましょう。
20代のうちにやりたいこと
20代のうちにやっておきたいことをいくつか例として挙げてみます。
・一生やり続けられると感じる仕事を見つける
・結婚をするかしないか。子供を持つか持たないかといった家族についての計画を立てる
・自分の才能についてどこかで見切りをつける。あるいは絶対に伸ばすべきものは何かを考える
・できるだけ本を読み、その中でずっと持っていたいと思える一冊を見つける
・積極的に人に触れる。年上の意見をよく聞くクセをつける
・海外旅行など体力のいる趣味を経験しておく
・異文化に触れたり、自分と違った意見を持つ人と多く接触していく
・何か決定的な失敗や挫折を経験する
・激しい恋をしてみる
・体力づくりをしたり、食生活に気を配って基礎体力を作っておく
といったことなどです。
「若さ」という武器
20代という時代はその時にはわかりづらいところもありますが、何よりも「若さ」という何者にも代えがたい武器があります。
また、自分の考えや行動に何か間違いがあったとわかったときそれを認めて治していける大きなチャンスに恵まれています。
年齢を重ねてくると面と向かって間違いを指摘してくれるような人が少なくなってきますし、もし間違っていたことがわかってもメンツやプライドを気にしてわかっていても認められないというような状況に陥ってしまうものです。
そのためよい人も悪い人も、できるだけ自分よりも年齢の上の人と話をしてみるとよいでしょう。
もちろん人生の師匠になってくれるような素晴らしい人格者と触れられれば一番よいのですが、反対に「絶対ああはなりたくない」と思える大人と出会っておくこともまたよい経験になります。
あとはせっかく気力の充実している20代ですから、命をかけるほどの恋をしてみるとその後の人生を豊かにするたくさんの知恵や気力を身につけることができます。