社会人として独り立ちする
20代は、ほとんどの人が大学や短大を卒業し、新しく社会人としてのスタートをきる非常に華やかな時代です。
それまでは学校や家庭で先生や親の言うことに従わなくてはならず、金銭面でも自由の幅が少なかったころに比べて、
社会人として独り立ちをしてからはかなり自分の生活を自分で自由に設計することができるようになります。
体力的にも10代の時ほどではありませんが十分にも余力があり、
忙しい仕事をこなしたり、終業後に積極的に出かけていく気力も十分にあります。
そんな心と体の自由が大きな20代ですが、だからこそ気を引き締めて用意しておいてもらいたいことがいくつかあります。
結婚や出産
まず、20代の社会人にとって最も大きなライフイベントの一つに「結婚」があります。
最近では晩婚化が進んだことで30代や40代で初婚の人もごく当たり前になってきているものの、そのあと子供をもって
育てることを考えるなら、やはり体力のある20代のうちにすませておく方がのちの負担を軽くすることができます。
特に女性にとっては20代での出産と30代になってからの出産では、体にかかる負担が大幅に違ってきます。
おそらく子供をもちたいと考える人の多くが、一人だけでなく数人の出産を考えているのではないかと思うのですが、
その場合にはなおさら35歳以上の高齢出産を避けるために、ぜひ20代のうちに第一子を出産しておきたいところです。
結婚や出産を考えているのであれば、用意をしておきたいのが少しまとまったお金です。
特に結婚式には、想像をしていたよりもかなりお金がかかってしまうことがほとんどです。
平均的な結婚費用は140万円と言われており、これに結納から新旅行までのいわゆる結婚行事を
全て含めると合計では430万円ほどが必要になるとされています。
幾分かは結婚式の時に集めるご祝儀などで負担を和らげることはできるかもしれませんが、
それでも数百万円程度の出費は覚悟していた方がよさそうです。
仕事の将来設計をする
また、20代はその後仕事でどのように進んでいくべきかを決める重要な時期でもあります。
20代の時に仕事の基礎的な部分を身に付けておくことで、
もし転職をするような場合にも、他社で高く評価されるスキルや経験を付加することができます。
現在の仕事を続けた方がよいのか、それとも若い時期に転職をする方がよいのか、
自分の将来設計をする中からよく考えて行動をしていくのがよいでしょう。