子育てにもマネープランが必要
少子高齢化の原因の一つと言われているのが「経済力の不安」です。
将来の職も不安定なこの時代において、子供を産んでもしっかり独立するまで育てていける経済力を維持できるかということは大きな不安要素です。
子供を赤ちゃんから大学卒業まで育てるとしたら、一体いくらかかるのかと考えると気が遠くなるような気もしますが、今回は子育てには実際にいくらくらいかかってどんな準備ををすることができるかということを調べていくことにします。
子育てには実際いくらかかるのか

まず一般的な計算方法で子供が大学卒業までにかかる費用についてみていくと、幼稚園~大学まで全て公立の学校に入れた場合には養育費・学費の合計はだいたい1,000万円を少し超えるくらいであると言われています。
これが幼稚園~大学まで全て私立の学校に入れたとすると、金額は1.5倍の2,500万円程度とされています。
ただし例えば幼稚園は公立だったけど小学校は私立といったようなことは当たり前に起こるので、だいたいの目安として考えてもらえればと思います。
なおこの場合の大学は自宅から通学する場合で計算をしているので、一人暮らしをする場合には仕送り費用がさらにかかりますし、医学部など実習のある学費の高い学部になるとまた数字は違ってきます。
2000万円くらいは必要
そのように考えるとやはり2,000万円くらいは子供ひとりを一人前に育てるためにはかかってきてしまうということがわかります。
2,000万円というと一介のサラリーマンの年収ではかなりの金額となります。
働きながらなんとかそのための費用を用意していくことを考えなければいけませんが、その方法にはいくつかあります。
子育てのための費用を用意する方法としては、給与などで自力で稼ぐことの他、ローンや奨学金で借りる方法、さらに保険などで万が一のときのために備える方法があります。
支出を抑えるために保険に加入しない人もいますが、病気や事故に遭った時のため、加入しておいた方がいいでしょう。特に自動車保険は、自分が加害者になって損害賠償を払うことにもなりかねないので、加入しておくべきです。自動車保険ランキングなどを参考に、自分に合った無駄のない保険を選びましょう。
他にも預貯金を使って投資で増やすこともできるでしょう。
いずれにしても、子育てのための資金を準備するときには現状使えるお金がいくらあるかしっかりと把握し、どのステージにいくらかかるのかを意識してあらかじめマネープランをたてておくことが必要になってきます。
最もよくないのは行き当たりばったりでお金の用意をするという方法です。
同じローンを借りるにしても、必要になってから用意するのと事前に下調べをして与信をしておくのとでは信用度が違います。
早め早めに準備をしておけばいざというときにも安心です。