時には立ち止まって将来を考える
今現在何らかの仕事をしている人に尋ねたいのですが、この先10~20年先のことを考えたことはあるでしょうか。
毎日忙しく仕事をしている人にとっては、数十年も先のことよりも明日明後日の予定の方が大切に思えてしまいます。
ですが、毎日の仕事の中で自分の将来の姿を思い浮かべているかどうかによって、実際に数年が経過したときの心がまえや貯蓄額が大きく違ってきます。
がむじゃらに仕事をすることももちろん大切なことですが、ときにはちょっと足を止めてじっくり自分の将来について思いを巡らせてみてください。
将来の姿としてまず最初に考えてほしいのが、最終的には自分がどのような姿になることが一番の理想であるかということです。
自分を作っていくという主体的な意識
ライフプランの実行には、どのように仕事に関わっていくかという姿勢が大切になります。
仕事をするときには、ついついそのことによってどのくらいの収入があるかということばかりが気にかかってしまいますが、将来のことを考えるならばその仕事が数年~数十年あとにどのような仕事に繋がっていくかということを考えてみましょう。
かつての家族型企業形態においては、その人が定年となるまでどのようにキャリアアップをしていくべきかを経営者が考えてくれたようなこともありましたが、現代においてはそのような受け身の姿勢ではなかなかキャリア形成をしていくことはできません。
自分の理想の将来のための働き方の筋道は、あくまでも自分でつくっていくという主体的な意識が必要です。
どんな生き方をしたいのか考える
ライフプランを考えたときに、その仕事を続けるべきかそれとも思い切って転職をするべきかということが見えてきます。
今現在の仕事を辞めるのがよいというわけではなく、その仕事をすることで得られる収入やキャリアが将来の希望に近いものであるかどうかという判断ができるからです。
将来どうしても叶えたい希望があるというのであればともかく、平穏に家庭や自分の時間を大切にしながら老後までの時間を過ごしたいと思う人にとっては、仕事や働き方の考え方は違うことでしょう。
まずは自分のことをよく見つめなおして、どんな生き方やプランがよいのかということを考えてみてください。
漠然とした将来像を思い浮かべるというのは、実は簡単なようでとても難しいことです。
もしも将来像がうまく思い浮かべることができないときには、まずは近い未来最初の目標となるようなことは無いかを考えてみてください。
将来を考えることで、明日からの生活をまた違った楽しみのあるものにすることができます。